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8月, 2024の投稿を表示しています

【Revit2022】DWG・PDF・印刷の書き出しセットの設定方法

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同一の図面セットを繰り返し書き出す場合は、書き出しセットを作成しておくと便利です。 DWGとPDFの書き出しセットは共通で利用することができます。 DWG/PDF/印刷設定、それぞれから書き出しセットを作成することができますが、それぞれインターフェイスが異なります。 今回は一番設定がやりやすい印刷設定から、書き出しセットを作成するやり方を紹介します。 書き出しセット作成手順 ①「ファイル」→「印刷」をクリック(Ctrl+P)して、印刷設定画面をひらく ②「選択されたビュー/シート」ボタンをクリックし、「選択」をクリック ③ 書き出しセットに入れたいビューもしくはシートにチェックをいれ、「名前を付けて保存」をクリック ④印刷セットの名前を入力しOKをクリック(ここでは「平面詳細図」と名前を付けました) ⑤プルダウンメニューに保存したセットが追加される 以上で書き出しセットの作成ができました。 DWG書き出し設定(ファイル→書き出し→CAD形式→DWG)を確認すると、こちらのプルダウンメニューにも同じく作成した書き出しセットが確認できます。 PDF書き出し設定(ファイル→書き出し→PDF)も同じくプルダウンメニューに作成したセットが追加されています。

【Revit2022】3DモデルのIFCデータ書き出しのやり方

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IFCは異なるCADソフト間や3Dモデル閲覧ソフト等でBIMデータを交換するためのデータフォーマットです。 RevitでモデリングしたデータをIFC出力することにより、別のモデリングソフトや3D閲覧ソフトで開いたり、編集したりが可能となります。 BIM業務の実務にはかかせないものとなりますので、出力方法を押さえておきましょう。 大まかなIFCの書き出し手順 書き出し用の3Dビューを作成する 出力したいモデルが表示されるように3Dビューを整える 書き出し設定をして書き出す 1.書き出し用の3Dビューを作成する ① プロジェクトブラウザの「3Dビュー」の「{3D}」を右クリックし複製する    ② 書き出し用のビューとわかる名前に変更する 2.出力したい要素が表示されるように3Dビューを整える  「表示/グラフィックス」等で、不要な要素を非表示にし、出力したい要素のみを表示させる 3 .書き出し設定をして書き出す ① 書き出し用の3Dビューを開いた状態で、「ファイル」タブ→「書き出し」→「IFC」をクリックし、書き出し設定を開く ② 「設定を変更」をクリックする (「ファイル名:」の「参照」から書き出しデータの保存先とデータの名前を変更できる) ③ 「追加コンテンツ」タブ→「ビューに表示されている要素のみを書き出し」にチェックをいれて、右下の「OK」→「書き出し」をクリックすると出力が開始される ※データが重いと書き出しに数時間かかることもある 書き出したIFCデータは 「Navisworks」(3Dビューア) で確認する

【Revit2022】Revitで書き出し可能なデータ(拡張子)の種類

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Revitで書き出しできるデータは、以下のように様々あります。 CAD形式(DWG,DXF,DGN,SAT,STL) PDF DWF gbXML IFC ODBCデータベース イメージ/アニメーション(BMP,JPEG,PNG,TARGA,TIFF) レポート(CSV,TXT,HTML) 【拡張子の補足説明】 DWG  AutoCADの標準の保存形式 DXF  保存形式が異なるCAD間でデータを受け渡しするための中間ファイル DGN  MicroStation PowerDraftなどのプログラムで使用するファイルの拡張子でCADデータの1つ SAT  3Dデータを複数のシステム間で交換するために使用されるファイル STL  3次元形状のデータの標準的な造形デザインフォーマットで3DプリンターやCADで使用されるファイル PDF  デバイスやOSに左右されず紙に印刷したようなレイアウトで文書を保存/表示できるファイル DWF  AutoCADのCAD図面/データ/グラフィック/テキスト/3DモデルなどをZIP圧縮して共有できるファイル gbXML  エネルギー分析を行うツールで3次元CADのデータを渡す際に利用されるファイル IFC   異なるCAD間で BIMデータを交換するための国際標準データフォーマット ODBC  Microsoft Access データベースを Microsoft SQL Server などの外部データ ソースに接続するために使用できるプロトコル BMP  Windowsにおける標準的な画像の保存形式 JPEG  静止画画像の圧縮形式の1つ PNG  背景が透明または半透明のグラフィックを処理できるファイル形式 の1つ TARGA  静止画のレンダリングやシーケンスをレンダリングする際に使用されるファイル形式 TIFF  画像やラスターグラフィックを保存するコンピューターファイルの形式 CSV  各項目がカンマ(,)で区切られたテキストデータ TXT   テキストファイル HTML  Webページを作成する際に使用されるマークアップ言語 かなり多様なデータ形式で出力できることがわかりますが、3Dモデルは「IFC」、図面データは「DWG」と「PDF」と、2D図面・3Dデータ共有に関してはこの3つの出力方法を押さえておけばOKです。

【Windows】Windows11の右クリックメニューを従来(Windows10)と同じ表示形式にする方法

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Windows10 から Windows11 にアップデートを行うと右クリックメニューが変わります。 コピー、切り取り等がアイコン化され慣れるまで時間がかかると思います。   そこで Windows11 の右クリックメニューを従来の Windows10 にする方法を紹介します。 A.   一時的 に従来の右クリックメニューを表示させる方法 「 shift キー」を押しながら右クリック をすると従来の右クリックメニューで表示されます。 B.  常時 右クリックメニューを表示させる方法 ① 下記のコマンドをコピーします。   reg.exe add "HKCU\Software\Classes\CLSID\{86ca1aa0-34aa-4e8b-a509-50c905bae2a2}\InprocServer32" /f /ve ② タスクバーのWindowsマークを右クリックし、「ターミナル(管理者)」を選択してください。 ③  ① でコピーしたコマンドを貼り付けて「 Enter キー」を押してください。 ④ 再起動をしてください。 以上で常時右クリックメニューを表示させることができます。

【ARES】初期設定:選択ボックスのサイズ変更方法

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 選択ボックスのサイズが小さいので大きく(変更)します ① 左上のアイコンをクリックします ② 「オプション(N)」をクリックします 又は「ツール(T)」をクリックし「オプション(N)をクリックします ① 「ユーザープリファレンス(U)」を選択します ② 「作図オプション」を選択します ③ 「エンティティ選択」を選択します ④ 「選択ボックスサイズ」のスライドバーで好みの大きさに変更します ⑤ 「OK」又は「適用」をクリックします 選択ボックスのサイズが大きくなりました

【Revit2022】挿入したdwgデータが見えない!原因と表示方法

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 「CAD読込」で挿入したdwgが表示されないときに確認すること。 ①ビューのトリミング領域外にある ビューをトリミングしている場合はトリミング領域の外にdwgデータが配置されていることがあります。 「プロパティ」の「範囲」「ビューをトリミング」のチェックを一度外して確認してみましょう。 ②原点から遠い位置に配置されている dwgデータが原点から著しく離れた場所に配置されていて、ブラウザ上では見えていないことがあります。 Revit画面右上にある、虫眼鏡ボタン下の▼をクリック→「全体表示」をクリック。要素が配置されている範囲全体が表示され、遠くにあったdwgデータが表示されます。 ③レイヤが背景になっている dwgデータが他の要素に隠れて見えてこない場合があります。 dwgをクリック選択し、 「プロパティ」の「レイヤを描画」を「前景」から「背景」に切り替えるとdwgが前面に見えてきます。

【Revit2022】要素が不用意に動くのを防ぐロック機能「ピン固定」≪作業効率UP!≫

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 Revitで作業をしていると(特にコラボレートで)、モデリングした要素やリンクデータを不意に動かしてしまい、気づくと置いたはずの位置に要素が無かったり、ズレてしまって焦ることがあります。 そして、何がどうズレているかを確認し、元に戻す作業に手間と時間がかかり、作業効率がダウンしてしまう・・・ そんな無駄な時間を過ごすのを防ぐために、通芯やリンクデータなどの動かす予定のない要素は以下の手順で「ピン固定」し、動かせないようにしておくことができます。 ①該当の要素をクリックして選択 ②「修正」タブのピンマーク(PN)をクリック ピン固定した要素を動かしたい場合は以下の手順で固定解除します。 ①該当の要素をクリックして選択 ②「修正」タブのピン固定解除マーク(UP)をクリック