【Revit】集計表のエクセル連携(REXJアドオンツールを使用)

新しいページに移動しました。 こちらをクリック Revitで作成した 集計表をExcelと連携させて、簡単に編集・更新できたら便利 だと思いませんか? その方法が、Autodesk公式の 無料アドオンツール を使えば、すぐに実現できます。 このアドオンツールは「 REXJ(Revit Extension for Japan) 」と呼ばれ、日本の設計・BIM業務を支援するために開発されたものです。 REXJには、さまざまな便利機能が搭載されていますが、中でも RevitとExcelの双方向連携機能 は非常に実用的です。 S この機能を使うと、部屋名や面積、仕上げ情報などのパラメータをExcel上で一括編集してRevitに反映したり、逆にRevitから情報を出力してチェック・共有に活用することができます。 たとえば、数十~数百室の部屋情報をRevit上で一つひとつ入力・変更する手間を省き、 Excelでまとめて編集・確認→一発で反映 といった効率的な作業が可能になります。 この記事では、 REXJのダウンロード手順と、Excel連携機能の具体的な使い方 をご紹介します。 以下のURLから無料でダウンロードできますので、ぜひお試しください。 ダウンロードURL: https://apps.autodesk.com/RVT/ja/Detail/Index?id=8979422218833313903&appLang=ja&os=Win64 ダウンロード手順 上記URLをクリックして、Autodesk App Storeの該当ページを開きます。 「ダウンロード」ボタンをクリックします。( Autodeskアカウントへのログインを求められた場合は、使用中のアカウントでサインインしてください。 ダウンロードが始まりますので、PC内に保存してください。 ダウンロードしたファイルをダブルクリックして、インストーラーの指示に従ってインストールを行います。 Revitを再起動すると、ツールが有効になります。 Excelとの連携機能(インポート&エクスポート)の使い方 エクスポート手順(Revit → Excel) Revitでエクスポートしたい集計表(スケジュール)を開きます。...

【Revit】ファミリの基本的な作り方(伸縮型のファミリの作成演習[角パイプ])

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ファミリとは?

Revitにおける「ファミリ」とは、柱・梁・床・壁・建具などの建造物を構成する要素(モデル)のことです。


ファミリの基本的な作り方の手順

演習を通してファミリの基本的な作り方や考え方を説明しながら、実際に簡単な伸縮型のファミリを作っていきます。


① テンプレートの選択

いちからファミリを作るときは、テンプレートを使用します。

何のファミリを作るかによって、使用するテンプレートが異なるので、最初に何の要素をどのような形でRevitのプロジェクトデータに配置するかをイメージする必要があります。


テンプレートは、Revitの標準データに入っており、Revitを起動してファミリの新規作成をクリックすると選択することができます。


◎テンプレートの種類

テンプレートは以下のようにたくさん種類があります。

大きく分けて、2Dファミリ用(詳細項目・プロファイル)と3Dファミリ用とがあり、3Dファミリ用には建具や構造系、家具や什器など、それぞれのカテゴリに応じたテンプレートが用意されています。


テンプレートの中身は基本的に(平面でみたときに)参照面が十字に配置されただけのシンプルなもので、床や壁などに取り付くファミリのテンプレートには壁や床の要素が入っています。

下記は「一般モデル(メートル単位)、床基準面.rvt」のテンプレート。



◎ファミリのホスト

ファミリをRevitのプロジェクトデータに配置する際には、必ず「ホスト」と呼ばれる、配置の基準になる要素(面)を選択する必要があります。

例えば、上記の「一般モデル(メートル単位)、床基準面.rvt」のテンプレートは、プロジェクトデータ内の床面をホストにしたファミリを作成するためのテンプレートとなります。

基準面の要素(床や壁など)を持たない参照面だけが入ったテンプレートで作成したファミリは、プレジェクト内のレベルや通芯・参照面、またはプロジェクト内に配置されているモデルの面などをホストとして配置ができます。

どんなファミリをどこに配置するか、考えてからテンプレートを選択しましょう。カテゴリに迷ったときは、「一般モデル」で。


② モデルを作成する

今回は「一般モデル(メートル単位).rft」のテンプレートを使用して、下記のような鉄骨角パイプをイメージしたファミリを作成します。



1. プロジェクトブラウザの「参照レベル」を開き、「作成」タブ→「フォーム」パネル→「押し出し」をクリック

2. 「描画」パネルの「長方形」等で角パイプの断面形状を描画し、編集モードを終了する


3Dビューでみると下記のようにモデルが作成されます。


③ パラメータ情報を与える

作成したモデルに外形サイズ・厚み・長さの寸法パラメータを与えていきます。

(パラメータ関連記事:https://sai-s-pd.blogspot.com/2024/10/family-parameter.html)


1. 作成したモデルの内径・外径に合わせて参照面を描画する



2. 「修正」タブ→「修正」パネル→「位置合わせ」をクリック、参照面→モデル側面の順でクリック、鍵マークをクリックし、それぞれの参照面とモデルをロックする

◎参照面・モデルをクリック→鍵マークをクリックしたあとに、なにもないところで一度クリックすると、そのまま別の参照面をクリックすることができ、続けて作業ができます。


3. 参照面に寸法を記入する



◎中心参照面から外径の寸法は、寸法線をクリックすると「EQ」マークが出るのでこちらをクリックすることで、左右が常に均等になるようにしておきます。



立面図ビューでも同じように参照面とモデルをロックし、参照面に長さ方向の寸法を入力します。

※モデルの下側をロックするときは、「参照レベル」の線にロックしないよう注意。  Tabキーを用いて、「参照面」を選択し、ロックする。寸法を入れるときも参照レベルではなく、参照面にいれる。      




4.「作成」タブ→「プロパティ」パネル→「ファミリタイプ」をクリック、「長さ」「外径」「厚み」のパラメータを作成する

左下の「新しいパラメータ」ボタンをクリック



名前を「長さ」「外径」「厚み」とし、それぞれ下記と同じ内容の長さタイプのパラメータを作成する


5.寸法をクリックし、「修正」タブ→「寸法にラベルを付ける」パネル→プルダウンメニューから、先ほど作成したパラメータを選択し、それぞれに割り当てていく






6.3Dビューを開き、「作成」タブ→「プロパティ」パネル→「ファミリタイプ」をクリック、「長さ」「外径」「厚み」の値を変えて、パラメータが正しく動作するかを確認する

※パラメータの値を変えてもモデルが変わらない場合、参照面とモデルがロックされていない可能性があります。


以上で伸縮可能なファミリが完成しました。



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