投稿

4月, 2025の投稿を表示しています

【Revit】集計キーを使った仕上表の作成と部屋への適用方法(部屋カテゴリ)

部屋を作成する前に仕上表(部屋カテゴリのパラメータの値)を入力したい時に便利な「集計キー」を紹介します。 🧩 目的 各部屋に「仕上タイプ(キー)」を割り当てて、  床・壁・天井などの仕上げを一括で管理したい! 仕上情報の入力ミスを減らし、仕上表を簡潔にしたい! 📝 手順 【1】「キー付き集計表」の作成 「表示」タブ →「集計▼」→「集計表/数量」をクリック 「新しい集計表」の画面で: 項目 内容 カテゴリ 部屋 集計表の種類 「キー付き集計表」を選択 ✅ キー名 例:「仕上タイプ」 「OK」をクリック 【2】キー付き集計表に仕上項目を追加 「フィールド」タブで以下を追加(自由にカスタマイズOK): 床仕上 壁仕上 天井仕上 備考(必要に応じて) 「OK」をクリックして、仕上タイプ一覧の集計表が完成。 📝この時点では、部屋と仕上タイプは まだリンクしていません 【3】部屋の通常集計表を作成し、キーを適用 再度「集計表/数量」から、新しい「通常の集計表(部屋)」を作成 「フィールド」タブで追加: 名前(部屋名) 仕上タイプ(←Step1で作ったキー名) 面積、番号 など任意の情報 各部屋に対して「仕上タイプ(キー)」を割り当て可能になる! 【4】部屋に仕上キーを適用する 通常の「部屋集計表」内の**「仕上タイプ」列**に値を入力 例:「Aタイプ」「Bタイプ」など 入力候補は キー付き集計表で定義した名前 のみ 入力された「仕上タイプ」に応じて、  対応する床・壁・天井の情報が 自動でリンク される🎉 💡 活用のヒント キー付き集計表をメンテナンスすれば、全ての部屋に一括反映される 仕上表を印刷・出力する際にも綺麗にまとまる 仕上の統一管理ができるため、変更対応が非常に楽!

【Revit】集計表の作成の仕方

1.「表示」タブ → 「作成」パネル → 「集計▼」 → 「集計表/数量」 をクリックし、「新しい集計表」を開きます。 2.集計対象のカテゴリ(例:ドア、窓、壁など)を選択し、任意の名前を入力して「OK」をクリックします。 3.「フィールド」タブで、**集計に含めたいパラメータ(フィールド)**を選び、「追加」ボタンで右側へ追加します。  例:ファミリとタイプ、数量、高さ、幅 など。 4.必要に応じて、「並べ替え/グループ化」タブで、表示順の設定やグループ化条件を指定します。 5.「フィルター」タブで、特定の条件で絞り込みたい場合は、パラメータと条件を指定してフィルタを設定します。 6.「書式」タブで、各フィールドの書式設定(小数点以下の桁数や単位の非表示など)を行います。 7.「集計」タブで、数量の合計や値の集計方法(合計、平均、最大、最小 など)を設定できます。 8.設定が完了したら「OK」をクリックし、集計表がプロジェクトブラウザに追加され、画面に表示されます。

【Revit】集計表の活用事例・活用アイデア

 ■ Revit集計表の活用事例 ① 数量拾い・積算作業の効率化 ドア・窓・家具などの 設計部材の数量を自動集計 材料(コンクリート、鉄筋など)の 体積や面積を自動で拾い出し 単価パラメータを使い、 概算費用を算出 ② 設計チェック・品質管理 未入力項目の抽出 (例:仕上未設定、型番未記入など) サイズや仕様のばらつき の検出(例:同じ部屋タイプで異なるドアサイズがある) 名前のルール・命名ミスの発見(例:「W-01」と「w01」が混在) ③ 図面情報との整合性チェック 図面上のタグと集計表の情報を突き合わせて 整合性の確認 タイプ記号・識別番号・面積などが 図面と一致しているかを一括でチェック ④ 工事フェーズごとの進捗・差分管理 計画・実施・竣工図などの フェーズごとに部材を集計して比較 工事進行による 数量の変動確認・記録 ⑤ ファミリ・パラメータの整理 使用中のファミリやタイプの一覧を出して モデリングのバラつきを発見 使われていないパラメータの確認、 不要なタイプの整理 ⑥ 他モデル・外部リンクの集計 リンクされたモデル内の要素(例:構造モデルの柱・梁)も カテゴリごとに集計 設備や構造との 整合性チェックや数値比較 ■ アイデア寄りの活用法(応用例) 発注書のベースとしてエクスポート(CSV) → Excelと連携してそのまま見積書や部材表に使う モデル完了チェックリストとして活用 →「入力済み」「未入力」などのパラメータを表示してチェック表として利用 表示フィルターと組み合わせて、モデルの完成度を可視化 →「色付き集計表+ビュー」を連携させて、どの要素が未入力かを視覚化