【Revit】Dynamoの概要と画面構成

Dynamoとは?

Autodesk社のBIM/CIMツール向けに開発されたビジュアルプログラミングツールで、ノード(命令が書かれたパーツ)をつなげることで、プログラムを組むことが可能で、プログラミングの知識がなくても、自動化やデータ処理、ジオメトリの作成ができます。


Dynamoでできること

できること 詳細
モデリングの自動化 壁、柱、床、天井などの一括作成・変更
パラメータの一括編集 複数要素のサイズや設定を一度に変更
ビュー・シートの自動作成 図面のビューやタイトルブロックの自動配置
ファミリの管理 ファミリのパラメータ変更や配置を自動化
データのインポート/エクスポート ExcelやCSVとのデータ連携
計算・分析 部屋面積や体積の計算、自動で結果をリスト化
パラメトリックデザイン 数値変更で形状が変化するデザイン作成
繰り返し作業の簡素化 同じタイプの部品を効率よく配置・修正
ジオメトリの生成 複雑な形状や構造の作成


Dynamoの画面構成



構成要素 説明
①ノードワークスペース (Workspace) プログラムを作成する作業エリア。ノードを配置して接続し、処理の流れを構築。
②ノードライブラリ (Library) 利用可能なノードの一覧。カテゴリごとに整理されており、検索機能もある。
③検索バー (Search Bar) ノードライブラリ内で必要なノードを素早く検索できるフィールド。
④インスペクターパネル (Inspector Panel) 選択したノードの詳細設定を行う場所。パラメータや入力値を変更できる。
⑤実行ボタン (Run Button) 作成したプログラムを実行するボタン。ノードが接続されている場合、実行して結果が反映。
⑥プレビューウィンドウ (Preview Window) ジオメトリの作成や変更を視覚的に確認するエリア。
⑦エラーメッセージパネル (Error Panel) プログラム実行時のエラーメッセージが表示され、エラー修正が可能。
⑧ファイルメニュー
(File Menu)
プログラムの保存、新規作成、開く、エクスポートなどの操作を行うメニュー。
⑨ノード接続ライン (Wire) ノード同士を接続するための線。データの流れを一方向に伝える。
⑩ツールバー (Toolbar) 基本的な編集ツール(コピー、貼り付け、削除など)が並んでいる。

コメント

このブログの人気の投稿

【Revit】ファミリの基本的な作り方(伸縮型のファミリの作成演習[角パイプ])

【Revit2022】共有パラメータを使ってファミリの情報を注釈タグに反映させる方法

【ARES】初期設定:クロスヘアカーソルのサイズ変更方法